旅行

2008/mar/17

Kalambakaを後にしてAtheneへ、そしてAtheneからサントリーニ島へ移動日.
5:30起床.シャワーを浴びてチェックアウトすると6:10.慌てて国鉄のKalambdaka駅に向かう、同駅に6:30到着.Athene行き特急(Express)は6:33発.いつもギリギリ(こんな旅は一人旅でないと無理だなぁーと思いつつ座席番号103へ)
昨晩は約12時間の睡眠時間、車内の揺れにも睡魔はやってこない.Atheneまでの車内「プリズンホテル夏」を読む.

非常に面白い作品で、マメ○キさんに紹介してもらってよかったと思う.つくづく思うのだが、自分が素敵な作品に出会うのはいつも誰かに紹介してもらった作品だということ.

プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)

プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)

11:30ごろAtheneテッサリア駅到着.(しかし、全然Expressではなかった.KalambakaからAtheneまで約5時間かかっているが、長距離バスとほぼ変わらない.)
Atheneはやっぱり都会、Kalambakaとまったく異なる空気、人の流れに戸惑いを覚えるも、変な犯罪に巻き込まれないようにと気持ちを引き締める.とりあえずシンタグマ広場(Atheneの中心地)へ.重い荷物をトラベルサービスに預けて身軽な格好でパルテノン神殿へ.南口から入場すると、さっそくデュオニソス劇場.BC500に既に立派な劇場が建設されて、そこで演劇など上演されていた.しかもその構造は現代の劇場とほぼ変わらない.
Atheneの観光は移動の合間の暇つぶしと思っていたオイラはここでかなり反省させられる.劇場の横には、イロド・アディコス音楽堂、現在でも使われているらしい立派な音楽堂.
次はパルテノン神殿へ.おどろくことにパルテノン神殿は一見直線的なデザインだが、実は曲線から構成されているとのこと.それは何故か.柱に注目すると実は樽型、これは目視できる.それから柱自身も直立ではなく、中央方向にやや傾いているらしい.へぇー.
パルテノンの麓に立ち、神殿を見上げると、在りし日の雄大な姿を想像せずにはいられない.ビザンチン帝国、オスマントルコなど度重なる外来に蹂躙されたこの建築物はほぼ原型を留めていないが、歴史の承認であることは間違いない.
16:30ごろ、シンタグマ広場を後にして、地下鉄で空港に向かう.17:50ごろ空港に到着.オリンピック航空のチェックインデスクに駆け込む.すると
OVER BOOKING
もうかんべんしてください.ありえない.もう疲れた.
ただ、オリンピック航空の女性職員の方の応対がとても優しく、10分後にもう一度来いとのこと.多分waiting listに乗せて、10分様子を見ていたのだと思う.(ここでも、こんな綱渡り旅に反省する.)10分後に再びチェックイン、結局席が取れた.
サントリーニには20:00到着.空港周辺には何もない.バスの発着テーブルが壁にかかっているのだが、シーズンオフでバスは来ないらしい.タクシー以外の手段無し.交渉の余地なく、フィラ(中心地)まで10ユーロ.これなら誰かとシェアするのだったと後悔.
ホテルに無事に到着すると、以外と寂れたホテルに若干心配になるも、無事サントリーニに移動することが出来た安心からぐっすり睡眠.

この日の写真がないのは、トラベルサービスに荷物を預けた時にデジカメも一緒に預けてしまったから.(笑)