イノセンス創作ノート 人形・建築・身体の旅+対談

イノセンス創作ノート 人形・建築・身体の旅+対談

イノセンスの舞台裏が少しは理解できるかなと思い読み始めた本.押井守独特の文章が味わえる(?)本である.あたかも、後藤隊長(押井作品に出て来る登場人物)が語っているかのような錯覚を覚える文章であり、押井作品は、彼の個性がにじみ出ている事を改めて認識する.内容はと言うと、彼のアニメ理論が展開され、そして、なぜ人形に注目するのかが説明されているが、表現が難解で解釈が困難である.独自の価値観を持っていることは伺えるのであるが、、、.ところで、フェルメールの人形とはどのようなものなのであろうか.押井が絶賛するだけに、ちょっと興味を持ってしまう.