夏と花火と私の死体 (集英社文庫)

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)

押井守が読んでいた」という情報を基に、読んだ本.比較的ストーリーや表現の柔らかいホラー.同タイトルの処女作品と「優子」の二本立てであるが、イノセンスとはほとんど無関係であった.

マネー・ハッキング (講談社文庫)

マネー・ハッキング (講談社文庫)

幸田真音の金融もの.自分自身は、「日本国債」につづく二本目.こういう作品で、ファイナンスの勉強をしようという自分の浅はかさはなさけないものの、同著者の作品は、他の著者には無い実務的なリアリティがあってよいと思う.でも、この作品自体はそれほど感動もしなかった.ディーラー、バック、システムの専門家3人が、自宅のパソコンを使用して、インターネット経由でハッキングしながら、デーリングを行うというもの.そんなの可能なのかなぁ...

できればムカつかずに生きたい (新潮文庫)

できればムカつかずに生きたい (新潮文庫)

田口ランディの電子メールマガジンの編集もの.同電子メールマガジンは1999年ごろからはじまったと記憶しているが、自分はその当時、彼女のメールマガジンを楽しみに読んでいたので、懐かしさ半分、改めてなるほどと思う部分半分である.当時は、自分自身の気持ちも非常に陰(つまりブルーだった)に入っていたので、このメールマガジンには助けられた思い出がある.著者がインターネットで爆発的に人気が出てきたのは、彼女の赤裸々な告白にあると思う.そこが、メールマガジンの魅力だった.その後、人気が出た後の彼女の作品、例えば「モザイク」などは、読んだけどあまり面白くなかったなぁ.ともあれ、当時は、このメールマガジンを読んで、屋久島に行きたくなったものだ.今でも行ってみたい.