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適者生存―長谷川滋利メジャーリーグへの挑戦 1997‐2000

適者生存―長谷川滋利メジャーリーグへの挑戦 1997‐2000

本書は、著者である長谷川の考えを非常に分かりやすく記述している.それは、長谷川が前述の”感”のほかに知性を持ち合わせているからだと思う.加えてスポーツ選手には嘘がない.なぜなら彼らの世界は結果がすべてだからだ.それで、この本には勉強させられるところが幾つかある.なにより、彼のメジャー、引いてはスポーツ界での活躍を考えると、成功するには”流れ”に乗る必要があるのだと考える.(この反例は、サッカー前園や、野球の伊良部など.)そして決して超一流である必要はない.むしろ潜在能力よりも現状の能力をいかに引き出し増幅していくかを考える知性が必要である.