• Books 読了

格付け会社の歴史や格付け方法の手法についての(非常に)簡単な説明書.97年にはDKBがシングルAを持ち、都銀の中でも結構上位だった事があらためて懐かしい.それにしても、やはり格付け会社ムーディーズとS&P)はぼろい商売だと思ってしまう.これほどの影響力を持ち、且つ格付け手数料を徴収できてしまうなんて、ちょっと強すぎ.これだけの影響力を持つと、フッチが業界3番手としてあれほどサービスいいことに納得してしまう.しかし、ムーディーズやS&Pが格付けの情報として、「ダイアモンド」や「東洋経済」を参考にするっていうのは本当だろうか?参考にするにしても、重要なファクタであってほしくない.それでは、あまりにも邦銀がかわいそう...それから、本書を読んでいると、デフォルトのメカニズムはやはり構造モデルのほうが(強度モデルより)現実的では?との感想を持つ.