渋谷で観てきました.会社休んで、昼間っから映画館で映画観るのは気持ちいい.入り口でチケット買うとき「本日は混んでおります」というボックスのお姉さん.「えっ、まじで」と思うが、中に入ってみると、それっぽい方々が太宗でした.やっぱり、オイラと趣味の分野で同値類な人たちの集合なのでしょうか.
作品は雪の描写が非常に印象的でとても美しかった.大学時代、桜が満開のころ、深夜に激しい夜風の中、桜吹雪の中を帰宅したときを思い出す.あの時、横殴りの桜吹雪に思わず雪を重ねてしまったが、本当にそれを描いた映画が出てきた.夜の暗闇の中の桜吹雪は、本当に雪を思わせる.ただ違うのは、やっぱり、桜吹雪の季節は風が心地よいことだと思う.雪は本当に寒いし、この映画の三話目において主人公(男)が東京で見上げる雪は本当に寒そう.それは気温が寒いのもあるけど、一人ぼっちの孤独からくる寒さもあるだろう.この主人公は本当に孤独だった.高校時代の携帯メールは、てっきり明里に出しているものだとばかり思っていたが、今思うと人工衛星が孤独な宇宙の旅に出るというナレーションは主人公の孤独と重なっていたのかもしれない.
それにしても、第三話をもっと観たかった.あれ、これで終わってしまうの?というような呆気無さだった.