夜景 (Night view)

六本木ヒルズのTOKYO CITY VIEWに行き、東京の夜景を堪能する.せっかくチケット一つあまってるし、そのチケットの期限が今日までだし、どうせオイラ暇だから、ということで20:00ぐらいにヒルズ到着.やっぱり大晦日だけあって閑散としたヒルズ、一人TOKYO CITY VIEWの入り口に入っていく.その途中壁の案内に”六本木アカデミーヒルズ”なるものの案内を発見.おー、そいうえばJ-WAVEで聞いたことあったかもしれない、と思いながらその年間費を見ると10万円(月1万円程度)??すげぇなぁ、興味あるけどこの金額は払えないなぁと思い素通り.
建物に入り、チケットを見せるとエレベータに案内される.地上52階までのエレベータは非常に静かで、若干耳に痛みを感じるものの、ほとんど振動を感じることなく52階に到着.すると展望台のほかに、森美術館も楽しめるようだと初めて知る.展望台だけだと夜景を一望したら終わりであっという間に終わっちゃうのかと思っていたけど、美術館もセットなので意外と時間をつぶせました.
はじめに展望台から.そのゾーンに入ると、いきなり東京駅、国会議事堂、東京タワーなどの湾岸方面が目に入ってくる.はじめは、展望台はカップルばかりかと心配だったけど、意外とそんなことなく、海外からの観光客などが多くて、こちらも一人であることを気兼ねする必要は無かった.遠くには観覧車のサークルなども見えて、個人的には湾岸サイドの夜景がもっとも楽しめた.しばらく進むと今度は南方面で、目黒、代官山、恵比寿など.この方面は、こじんまりとしたビルの明かりが相似形を成しているような夜景でやや面白みに欠けていた.そして西側は渋谷から新宿にかけてビル群と代々木公園、新宿御苑などの緑地が良いコントラストを成していて特徴的な夜景だった.東京の夜景を見ていてずっと考えていたのは、この夜景にはその街の特徴が現れるではないだろうかと感じたこと.New York, Empire state buildingから眺めたdowntownの夜景は、マンハッタンという長細い島に宝石箱をひっくり返したような夜景という表現がぴったりだったが、東京の夜景はそれとは根本的に違う夜景だった.うまい表現を思いつかないが、日本人が作り上げた東京という都市をもっと胸を張っていいし、その特色やオリジナリティは世界におけるプレゼンスをより鮮明にしていくだろうと感じることができた.
それにしても、展望台についてからデジカメを忘れたことに気づいた.しまったー.
夜景を一通り見終わると、次は美術館.ビル・ビィオラ「はつゆめ」が開催されている.ビデオアートなるものだそうだが、ビデオアートは初体験.45秒ぐらいで撮影されたものを10分ぐらいのスローで流す作品などがあり、非常に特異なアートで正に現代アートだと感じる.がしかし、10分間じーっとビデオを見るのが結構疲れてしまい、最後の「ミレニアムの5天使」は素通りしてしまった.(あれが5天使の作品だったのかよって会場を出てから気づきました.でも再度見るだけの気力はなかった.)これらの現代アートが何時の日か”近代アート”と呼ばれる日が来るのだろうか.
六本木ヒルズを後にすると、一旦有楽町へ出る.でも、銀座はひとっこ一人いなかった.うー、さびしー.さっさと家に帰りました.