国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)

国策捜査とは。
2002年当時、「ムネオハウス」と聞けば、なにやらキナ臭いイメージを持っていた人も多いはず。そんな自分も政治家「鈴木宗男」のダークなイメージの先入観が先行し、「鈴木宗男」逮捕の報道に気分を良くしていた一人であった。
しかしながら、その逮捕の裏に検察庁国策捜査がどのように行われていたのか、更には当時「北方領土問題」に対する日本の姿勢、取り組みがどのように転換していったのか?外務省を舞台とする外交問題に興味を持つ人にとっては必読の書であろう。