図書館をぶらぶら歩いていて、ふと目に留まった本.おっと、石田衣良の本じゃん、と思って手にとってみると、石田衣良”編集”だった.短編集だったので、ちょっと読んでみるかと、初めの短編をその場で読んでみて、どうせだからと図書館から借りて帰る.短編集だから気の短いオイラでもすらすら読めた.涙をタイトルに据えているくらいであるから、どの話も心がしっとりするものばかりだった.読んだことのない著者が結構多かったので、それもよかった.印象にのこった話は、浜田山の女性の話と、元チェロ演奏家の中年男性の話.